心療内科で施される治療方法

心療内科は、うつ病やパニック障害のほか、統合失調症や不安神経症といった心の病を扱います。心の病といっても、セロトニンやドーパミンなど脳内で分泌される物質をコントロールすることにより症状を改善できるケースが少なくありません。そこで、脳内物質の分泌量を制御する薬を用いた薬物療法が行われることが多いと言えるでしょう。いったん放出されたセロトニンが再び分泌器官に取り込まれることを防ぐ薬剤を使用すると、脳内のセロトニンの量が安定し、不安や興奮をある程度抑制することができます。

薬物療法のほか、日常生活の行動を記録して心療内科医やカウンセラーに報告し、患者が自己を観察して不安を客観的に捉えるよう努める行動療法もあります。行動療法は、主治医やカウンセラーと面談して自分の心情を吐露する場面もあり、対人恐怖症の患者は苦痛を感じることもあるかもしれません。行動療法を続けながら、患者は肥大化した不安を客観視するトレーニングを積みます。薬物療法を嫌う患者は、積極的に行動療法に取り組むケースも多く見られます。

心療内科で行われる治療の効果

薬物療法を施すと、過敏になっていた神経の働きが抑制され、ネガティブな発想に固執しなくなります。強く感じていた不安も徐々に消え、穏やかな感情を取り戻せるでしょう。一方で、眠くなったり頭がボーッとしたりする副作用もあることは否定できません。行動療法は、こうした副作用が無く安心して受けられます。長期間にわたり行動記録を付けるのは忍耐力が必要で、患者が主体となって能動的に取り組むことが求められます。このような試練を乗り越えれば、不安が矮小化し、萎縮していた精神が健康を回復できるでしょう。

心療内科を新宿を探し、カウンセリングの予約を入れておけば、職場や家庭にまつわるデリケートな悩みを心置きなく吐露出来ます。